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肥満の原因のいえば食べ過ぎや運動不足と、これまでずっといわれていました。しかし、最近の研究では、その原因は遺伝子にあるという報告がなされています。そして、日本において、その遺伝子に異常があるのは3人に1人だそうです。つまり、3人に1人は太りやすい体質だということです。

また、両親が肥満傾向にある場合、その子は70%以上の確率で肥満になるといいます。また、片親の場合でも50%くらいの確率だそうです。研究者たちの間では、肥満しやすい家系というものは確かにあるようです。

幼児期に肥満の人はその後もずっと肥満であることが多いようです。それはきちんと科学的に証明されていて、三歳までにできた脂肪細胞の数はその後一生変わらないからです。

その事実から鑑みると、肥満になる体質というのはほとんど遺伝ということになってしまいます。しかし、親の食事や運動の習慣を含めた生活環境というものに、肥満は大きく左右されていると思われます。また、実際問題としての肥満の原因は、やはり摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが悪いからでしょう。つまり、運動で消費するカロリーよりも食事で得るカロリーのほうが多いことが問題なのです。遺伝だから痩せれないは言い訳に過ぎません。


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